ジラール・ペルゴ GP7000 クロノグラフ 要注意ポイントは鏡面仕上げのベゼル

ジラール・ペルゴ GP7000 クロノグラフ 要注意ポイントは鏡面仕上げのベゼル

さて、今回の「時紡ぎ」は前回に引き続き、ジラール・ペルゴ GP7000 クロノグラフです!!

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ちょっと遊んで崩したイタリアンセンス爆発のクロノグラフですが、実際に使ってみるとどうなのか・・・

ジラール・ペルゴは現在、一応自社でムーブメントを生産している会社なのですが・・・

gp7000

(ネット上より画像を拝借しています)

このGP7000に搭載されているムーブメントは市販ムーブメント的なETA2892-A2にデュボア・デプラ社のクロノグラフモジュール2021を追加した、いわゆる「二階建てムーブメント」です。

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厚さはおよそ6.9mm、同じく文字盤上の積算計が縦に並んでいる「縦目クロノグラフ」によく使われるETA7750の厚さが7.8mmですから、それと比べるとまだ厚みが抑えられています。

そのせいか、ETA7750を搭載している他のクロノグラフと比べると、少しケース本体が薄いかな・・・という気がします。 着け心地はまあまあ悪くないんですよね。

でも・・・

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気になるのが鏡面仕上げを施されたベゼルの傷です。 鏡面処理がなされている部分はどうしても傷が目立つのは仕方ないのですが、時計本体の機械的な価値よりもやはりデザイン性を楽しむ時計なので、少し気になります。

もうとうの昔に生産が終わっている時計なので、購入するとしたら中古品を購入するしかありません。

となると・・・やはりベゼルに傷が付いている可能性は高いのですが、ベゼルにはタキメーターの数字インデックスが彫り込んであるので、これを消さずに研磨するとなるとなかなかの作業です。

結果として、数字の彫り込みが薄くなっていたり、ベゼルの傷が残っている個体も存在しているのです。

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ただ、僕の場合はメタルポリッシュクロスというもので毎晩根気よく磨き続け、結果としてあまり気にならないくらいにしました(笑)

これは結構綺麗になります。 しかも布で磨くだけなので、タキメーターの数字はそのままくっきりと残っています。

もちろん、むちゃくちゃやりすぎると研磨していることに違いはないので、数字が浅くなるかもしれませんが、普通に磨いているだけならば目立つ傷はほとんど取れて、しかも彫り込まれた数字はしっかりと残ると思います。

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普通に時計を見るとこのようにかなり綺麗になってますので、それほど気にならないと思います。

こういう作業でさらに時計に愛着を抱けばしめたものです。